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武侠ドラマとは?

  •  一種の中国版大河ドラマ。史実を取り入れつつも独自の世界を構成する「江湖」を舞台に、中国の伝統的カンフーと最新CGをフルに使いまくった驚愕のアクションシーンが飛び交う!
     また巨額な制作費と人海戦術は中国ならでは。
     見るものの度肝を抜くアクションと、豪快なストーリー、そしてウブさ満載の純愛。それはまるで実写版「ドラゴンボール」、「マトリックス」、「韓流ドラマ」を全部足し合わせたような存在だ。

「雪山飛狐」の原作本・文庫で発売中

 次回「武侠ドラマ23」として、9月よりオンエアの「雪山飛狐」。
 このドラマは、「雪山飛狐」(全1巻)と「飛狐外伝」(全3巻)が原作となっています。

 既に「雪山飛狐」は徳間書店より文庫化されていましたが、現在「飛狐外伝」も文庫化が進められ、8月1日に1巻が発売となりました。
 ドラマは脚色が加わっているため、原作と異なる箇所もありますので、ぜひ原作とドラマの両方をお楽しみ下さい。

徳間書店サイト:http://www.tokuma.jp/
「飛狐外伝1」:http://www.tokuma.jp/bunko/tokuma-bunko/98db72d059164f1d4e00

金庸氏来日講演

 武侠ドラマ23の第一弾「神雕侠侶」、第二弾「連城訣」の原作者、金庸氏が9月に来日、京都で講演を行うそうです。
 金庸先生は、日本びいきで良く来日されているのですが、そのときは「あくまでプライベート」として、一切の仕事を受けないらしく、なかなか日本での講演などは行われません。

 武侠ドラマにハマり、そして原作小説にも手を出してしまった方(もしくは元々武侠小説ファンだった方)で、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?


国際クロスメディアシンポジウム『歴史創作の魅力を探る ~アジアンエンタテインメントの展望~』

日時 2007年9月30日(日) 14:00-17:00
会場 東映太秦映画村内 中村座


主催 立命館大学映像学部、クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西実行委員会
共催 立命館孔子学、立命館大学文学部

詳しくは:http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/crossmedia/index.html

※一般参加申し込みは2007年8月27日(月)夕方より上記WEBサイトで受け付けるとのことです。
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10月1日追記
 金庸先生の体調不良のため、来日は中止となってしまいました。残念ですが、是非次の機会があれば、来日戴きたいですね。
 

岡崎由美先生による、古龍&大旗英雄伝解説

Okazaki
 既にご報告しておりますが、武侠文学の第一人者である早稲田大学の岡崎由美先生のコメントを交えた番宣が本日よりオンエアとなっております。
 ただし、時間の制限がありインタビューした内容の全てを番宣に収録することができませんでした。
 そこで今回、特別にインタビュー内容をストリーミング配信いたします。
 (サブカメラによる映像・音声のため、一部音声にお聞き苦しい個所もありますことをご容赦ください)

原作者・古龍について
古龍の武侠執筆のきっかけについて
「大旗英雄伝」について
「大旗英雄伝」のラストについて
古龍氏自身が無頼派と呼ばれる所以について
「大旗英雄伝」を一言で
(いずれも、WindowsMediaVideo8、250Kbpsエンコードです)

★本映像の無断複製・改変・再配信は禁止とさせていただきます。

武侠ドラマ23「大旗英雄伝」の楽しみ方

 2007年8月より、古龍原作「大旗英雄伝」の本放送がスタートします。これまで特別企画で放送していた武侠ドラマをご覧いただいていた方は、武侠ドラマ独特のパターンについては説明不要かと思いますが、今回からご覧になられる「武侠初心者」の皆様は、日本のTVドラマとの大きな違いに困惑されることが予想できますので、ここで改めて「中国武侠ドラマ」とは、どういうものなのか、簡単にご説明します(過去掲載分の改定再録です・武侠用語についての解説もご覧下さい)。


その1:とにかく豪華
 最近ではNHK大河ドラマでさえ、あまり豪華なセットを造らなくなって来ています。しかし、中国では1本のドラマ制作の為に巨大なセットを制作、スタッフやキャスト、エキストラなどに多数の人々を動員するなど、そのスケールはけた違いです。

その2:とにかくブチ切り
 1話ごとの終わり方が、日本のドラマに慣れた方にはかなり乱暴に思えるかもしれません。日本ドラマなら「ああ、そろそろエンディングなんだなぁ」という雰囲気のシーンを持たせてから終わるのですが、中国ドラマは、重要な伏線があろうとなかろうと、「はい、ここまで。時間です」といった感じで、ブチっと終わります。最初は戸惑いますが、これが逆に「早く続きを見せてくれぇ」といった中毒感にも似た感情に変わって行きます。

その3:とにかく大風呂敷
 これまで放送した金庸原作のドラマもそうでしたが、「大旗英雄伝」でも、話はどんどん広がって行きます。この大風呂敷さは、日本の週刊マンガ雑誌の大人気連載作品の終わり方にも共通するところがあります。なお、今回の大旗英雄伝では、原作が未完のまま終わっています。原作者が広げた大風呂敷を、監督や脚本家がどのように畳んでいくのか、それも一つの楽しみとなります。

その4:とにかく『内功』で説明できます
 大●教授の『プラ●マ』ではありませんが、武侠小説の世界「江湖」では、現実離れした技のことごとくが『内功』で説明されます。気功とも言われるもので、呼吸や血流などを鍛錬して体内の気(内力)を自在に操ることで、剣をも弾く肉体や、離れている相手を吹き飛ばす攻撃力、あるいは病気や怪我などの治癒もできることになっています。逆に、内力を封印するような技(これもまた内功による攻撃)もあり、その場合、内力が元に戻るまでほとんど動くことすらままならなくなったりもします。

その5:とにかく無問題
 豪勢なセットやシナリオなど、一方では高度なレベルとなっている中華ドラマですが、逆に一方ではアラが目立つことも確か。ハリウッドを凌ぐCGが使われた次のシーンでは、どうみても縫いぐるみにしか見えない動物がでてきたり、以前のシーンと台詞に若干の矛盾があったりすることも多々有ります。
 どうやら「細かいところは気にしない」というのが、根底にあるようです。なので、もしそんなシーンを見つけても、ツッコミを入れる程度にとどめて、あまり気にしないで単純に楽しんでみてください。
 ちなみに、こういった細かいアラをあえて強調したり、先の内功をとにかくど派手にしていくと、チャウ・シンチー監督作品のような、カンフーアクションコメディに結びついていきます。

その6:とにかく登場人物は個性的
 そもそも大風呂敷になっている原作なだけに登場人物が膨大。にもかかわらず、存在感がまったく薄れない個性派キャラクターが集まっています。そんな原作の映像化だけに、美男・美女の若者だけではなく、熱烈なファンが存在するほどのオヤジ、熟女、さらには爺婆に至るまで、周りに大迷惑をかける善人や、なぜか憎めない悪役などの原作の個性をフルに再現できるだけの力量を持った役者たちが、画面上を縦横無尽に飛び回ります。


 こういった、中国ドラマならではの独特の雰囲気を頭の片隅において、武侠ドラマの世界を是非お楽しみ下さい。

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徳間文庫より金庸小説「連城訣」発売

 現在放送中の「神雕侠侶」の原作者・金庸氏の「連城訣」が、本日徳間文庫より発売になりました。
連城訣 上 菊花散る窓」と「連城訣 下 雪華舞う谷」の2巻同時発売です(価格は共に800円)。

 なお、このブックカバーにも記載されておりますが、「連城訣」のドラマ版(日本語DVD発売・マクザム)を6月よりチャンネルNECOにて放送いたします(マクザムさんの日本語DVDマスターを再編集したものとなります)。どうぞお楽しみに!!

武侠ドラマ23を楽しむための用語集

 武侠ドラマには独特の用語があります。武侠ドラマを初めてご覧になる方には、ちょっとわかりにくい言葉もありますので、ここで簡単に解説します。

[武侠用語]
●江湖【こうこ】
 侠客や武芸者、盗賊などが活躍する世界。武侠小説の主要舞台。

●武林【ぶりん】
 武術界。多岐にわたる武芸者、武術団体(門派)により構成される社会。

●中原【ちゅうげん】
 本来は中国の黄河中流域を中心とした地域を指す。武侠小説では、覇権を争う場、もしくは生活の中心となる場という意味で用いられる。

●門派【もんぱ】
 武林の構成単位。各種の武術団体が主な母体となり、厳格な師弟関係の上に成り立っている。

●幇会【ほうかい】
 秘密結社や互助組織、政治組織や宗教組織のこと。首領は「幇主」と呼ばれる。武侠小説では幇会でも門派同様に独自の武術を持っている場合もある。江湖最大の組織は物乞い達の集団「丐幇」。

●侠客【きょうかく】
 江湖に生きる、義侠に篤い武芸者。

●義兄弟【ぎきょうだい】
 血縁には関係なく、兄弟の契りを結んだ者。

●内功【ないこう】
 いわゆる気功。呼吸、血流など、身体の内部機能を修練し、体内の「気」が生み出すエネルギー(内力)を自在に操る技。攻撃、防御、治療などに用いられる。全ての武術の基本であり、武器の有無に関わらず様々な技の基本となる。

●内力【ないりょく】
 体内の気が生み出すエネルギー。内勁(ないけい)ともいう。内力の鍛錬が深まれば、自然に防御力が備わるほか、掌や武器などを通じて放出することで、敵にダメージを与えたり、治療したりすることもできる。

●外功【がいこう】
 肉体や力による技を使った武術。皮膚や筋肉を鍛え上げることや、型や技法の修練もこれに属する。武林の達人達は外功と内功の双方を鍛え、同時に用いることで超人的な威力を発揮する。

●経穴【けいけつ】
 ツボ、穴道。経穴を通る気を内息(ないそく)、気の循環経路を経脈(けいみゃく)という。

●点穴【てんけつ】
 特定の経穴を衝いて、経脈を遮断する技。内息の循環を止め、各種の身体機能を封じる作用がある。主に攻撃や止血、毒の回りを防ぐために用いられる。機能を回復させる際には再び経穴を衝く必要があるが、内功に優れた達人たちは、自ら内息をめぐらせて徐々に解除させることもできる。

●内傷【ないしょう】
 表面的な「外傷」に対して、身体内部の内臓、筋骨、経脈などが主に内功によって損傷を受けること。

●軽功【けいこう】
 身のこなしを軽くする技。武侠小説では軽功に優れた武芸者は、常人の何倍もの速度で疾走したり、水面を走ったり、身軽に宙を跳んだりする。

●掌法【しょうほう】
 手技の一種。こぶしを用いる拳法に対し、手のひらや手刀を用いる。内功の素養が重視される。

●暗器【あんき】
 身体に隠し持った小さな武器。針や手裏剣、つぶてなど。毒が塗られていることも多い。


[呼称について]
●姑姑【ここ】
 本来は若い未婚の叔母への尊称。

●師兄・師姐・師弟・師妹
 兄弟子・姉弟子・弟弟子・妹弟子。
 ほとんどの場合、年齢ではなく、門派への入門順が基準となる。
 (「師弟」については、師匠と弟子の関係という意味で使われることもある)

●師伯・師叔
 師匠の兄弟子・師匠の弟弟子。
 女性の場合でも、出家した尼僧や道姑については男性とみなされ師伯・師叔と呼ぶ。

★MAXAM「神雕侠侶」DVD-BOXブックレットより一部加筆

武侠ドラマ23の楽しみ方(改定再録)

 2007年1月より、これまで「特別企画」であった中国武侠ドラマシリーズがレギュラー枠として登場!その第1弾として『神雕侠侶』(2006年中国中央電視台制作)の放送を開始します。これまで特別企画で放送していた武侠ドラマをご覧いただいていた方は、武侠ドラマ独特のパターンについては説明不要かと思いますが、今回からご覧になられる「武侠初心者」の皆様は、日本のTVドラマとの大きな違いに困惑されることが予想できますので、ここで改めて「中国武侠ドラマ」とは、どういうものなのか、簡単にご説明します(過去掲載分の改定再録です)。


その1:とにかく豪華
 最近ではNHK大河ドラマでさえ、あまり豪華なセットを造らなくなって来ています。しかし、中国では1本のドラマ制作の為に巨大なセットを制作しています。『神雕侠侶』の時代設定上の前作にあたる『射雕英雄伝』では桃花島にセットが組まれ、そのセットは現在テーマパークとして中国の人々の観光名所となっています。さらに今回はCGをふんだんに使用し、その費用は中国ドラマ史上最高額となったそうです。(ただしCGにちょっと凝り過ぎてしまったため、制作が遅れ、中国での放送、日本でのDVD発売、そしてNECOでの放送予定も当初より半年ほどずれてしまう結果になってしまいました・・・)

その2:とにかくブチ切り
 1話ごとの終わり方が、日本のドラマに慣れた方にはかなり乱暴に思えるかもしれません。日本ドラマなら「ああ、そろそろエンディングなんだなぁ」という雰囲気のシーンを持たせてから終わるのですが、中国ドラマは、重要な伏線があろうとなかろうと、「はい、ここまで。時間です」といった感じで、ブチっと終わります。最初は戸惑いますが、これが逆に「早く続きを見せてくれぇ」といった中毒感にも似た感情に変わって行きます。

その3:とにかく大風呂敷
 もともと原作は新聞での連載小説だったため、話はどんどん壮大に広がっていきます。それに合わせて登場人物や人間関係もどんどん大風呂敷になってきます。主人公や周りの人々もどんどん強くなり、場合によっては当初登場した強そうな登場人物が最後のほうでは雑魚キャラレベルになってしまうことも(笑)。そしてラスト近くでは広げた大風呂敷を一気にたたんで行くため、場合によってはちょっと無理矢理になることもあります。この大風呂敷さは、日本の週刊マンガ雑誌の大人気連載作品の終わり方にも共通するところがありますね。

その4:とにかく『内功』で説明できます
 大●教授の『プラ●マ』ではありませんが、武侠小説の世界「江湖」では、現実離れした技のことごとくが『内功』で説明されます。気功とも言われるもので、呼吸や血流などを鍛錬して体内の気(内力)を自在に操ることで、剣をも弾く肉体や、離れている相手を吹き飛ばす攻撃力、あるいは病気や怪我などの治癒もできることになっています。逆に、内力を封印するような技(これもまた内功による攻撃)もあり、その場合、内力が元に戻るまでほとんど動くことすらままならなくなったりもします。

その5:とにかく無問題
 豪勢なセットやシナリオなど、一方では高度なレベルとなっている中華ドラマですが、逆に一方ではアラが目立つことも確か。ハリウッドを凌ぐCGが使われた次のシーンでは、どうみても縫いぐるみにしか見えない動物がでてきたり、以前のシーンと台詞に若干の矛盾があったりすることも多々有ります。
 どうやら「細かいところは気にしない」というのが、根底にあるようです。なので、もしそんなシーンを見つけても、ツッコミを入れる程度にとどめて、あまり気にしないで単純に楽しんでみてください。
 ちなみに、こういった細かいアラをあえて強調したり、先の内功をとにかくど派手にしていくと、チャウ・シンチー監督作品のような、カンフーアクションコメディに結びついていきます。

その6:とにかく金庸は有名
 「金庸小説を読んでいない中国人はモグリ」といわれるほど、金庸文学は中国人に浸透しています。そのため、金庸原作のドラマは「原作を既に読んでいる」ことを前提に製作されていることが多いです。ドラマだけを観ていると、稀に話の辻褄が理解しにくい部分がありますが、それは大抵の場合、「原作に書いてあることを省略している」のが原因であったりします。今回の『神雕侠侶』の場合も、楊過が全真教に入門する以前の桃花島での出来事がごっそり削られています。一応、後のストーリー中に回想シーンで登場しますが、それでもまだ解りにくいのは確かです。
 ご興味のある方は、現在徳間書店より発売中の原作文庫(タイトルは『神雕剣侠』。さらに時代・設定に密接なつながりのある『射雕英雄伝』も是非)も合わせてご覧ください。

その7:とにかく登場人物は個性的
 そもそも大風呂敷になっている原作なだけに登場人物が膨大。にもかかわらず、存在感がまったく薄れない個性派キャラクターが集まっています。そんな原作の映像化だけに、美男・美女の若者だけではなく、熱烈なファンが存在するほどのオヤジ、熟女、さらには爺婆に至るまで、周りに大迷惑をかける善人や、なぜか憎めない悪役などの原作の個性をフルに再現できるだけの力量を持った役者たちが、画面上を縦横無尽に飛び回ります。


 こういった、中国ドラマならではの独特の雰囲気を頭の片隅において、武侠ドラマの世界を是非お楽しみ下さい。

[NECOWeb宣伝MASA]