武侠ドラマ23を楽しむための用語集
武侠ドラマには独特の用語があります。武侠ドラマを初めてご覧になる方には、ちょっとわかりにくい言葉もありますので、ここで簡単に解説します。
[武侠用語]
●江湖【こうこ】
侠客や武芸者、盗賊などが活躍する世界。武侠小説の主要舞台。
●武林【ぶりん】
武術界。多岐にわたる武芸者、武術団体(門派)により構成される社会。
●中原【ちゅうげん】
本来は中国の黄河中流域を中心とした地域を指す。武侠小説では、覇権を争う場、もしくは生活の中心となる場という意味で用いられる。
●門派【もんぱ】
武林の構成単位。各種の武術団体が主な母体となり、厳格な師弟関係の上に成り立っている。
●幇会【ほうかい】
秘密結社や互助組織、政治組織や宗教組織のこと。首領は「幇主」と呼ばれる。武侠小説では幇会でも門派同様に独自の武術を持っている場合もある。江湖最大の組織は物乞い達の集団「丐幇」。
●侠客【きょうかく】
江湖に生きる、義侠に篤い武芸者。
●義兄弟【ぎきょうだい】
血縁には関係なく、兄弟の契りを結んだ者。
●内功【ないこう】
いわゆる気功。呼吸、血流など、身体の内部機能を修練し、体内の「気」が生み出すエネルギー(内力)を自在に操る技。攻撃、防御、治療などに用いられる。全ての武術の基本であり、武器の有無に関わらず様々な技の基本となる。
●内力【ないりょく】
体内の気が生み出すエネルギー。内勁(ないけい)ともいう。内力の鍛錬が深まれば、自然に防御力が備わるほか、掌や武器などを通じて放出することで、敵にダメージを与えたり、治療したりすることもできる。
●外功【がいこう】
肉体や力による技を使った武術。皮膚や筋肉を鍛え上げることや、型や技法の修練もこれに属する。武林の達人達は外功と内功の双方を鍛え、同時に用いることで超人的な威力を発揮する。
●経穴【けいけつ】
ツボ、穴道。経穴を通る気を内息(ないそく)、気の循環経路を経脈(けいみゃく)という。
●点穴【てんけつ】
特定の経穴を衝いて、経脈を遮断する技。内息の循環を止め、各種の身体機能を封じる作用がある。主に攻撃や止血、毒の回りを防ぐために用いられる。機能を回復させる際には再び経穴を衝く必要があるが、内功に優れた達人たちは、自ら内息をめぐらせて徐々に解除させることもできる。
●内傷【ないしょう】
表面的な「外傷」に対して、身体内部の内臓、筋骨、経脈などが主に内功によって損傷を受けること。
●軽功【けいこう】
身のこなしを軽くする技。武侠小説では軽功に優れた武芸者は、常人の何倍もの速度で疾走したり、水面を走ったり、身軽に宙を跳んだりする。
●掌法【しょうほう】
手技の一種。こぶしを用いる拳法に対し、手のひらや手刀を用いる。内功の素養が重視される。
●暗器【あんき】
身体に隠し持った小さな武器。針や手裏剣、つぶてなど。毒が塗られていることも多い。
[呼称について]
●姑姑【ここ】
本来は若い未婚の叔母への尊称。
●師兄・師姐・師弟・師妹
兄弟子・姉弟子・弟弟子・妹弟子。
ほとんどの場合、年齢ではなく、門派への入門順が基準となる。
●師伯・師叔
師匠の兄弟子・師匠の弟弟子。
女性の場合でも、出家した尼僧や道姑については男性とみなされ師伯・師叔と呼ぶ。
★MAXAM「神雕侠侶」DVD-BOXブックレットより一部加筆


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